校長あいさつ

 北海道幌加内高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 幌加内高校は1954年(昭和29年)に創立され、開校68周年を迎える町立昼間定時制の農業高校です。校訓『和』のもと、「敬愛和合」「師弟一如」「研鑽不止」の精神で、日本一の作付面積と生産量を誇る地域特産品「そば」を学校設定科目に位置付けた特色ある教育活動を展開しています。毎年、全国高校生そば打ち選手権大会に出場し、団体の部で4連覇中の実力を誇っています。

 教育環境も充実しており、道産木材・レンガを用いた美しい校舎のもと、「学校農場」「施設園芸」「ガラス温室」「食品加工・製造施設」「校内・寮共にギガ光回線、Wi-Fiを完備」「在校生iPad貸与(卒業時に贈与)」等、生徒一人一人、個別最適な学びを提供できるよう、教育活動を展開しています。

 特色ある教育課程では、本校生全員が履修する科目「そば」を中心に栽培管理、加工、製造、調理、販売、店舗運営までを一貫して学びます。その過程で「そば」に係わる地域の方々のご協力をいただき、生徒・学校・地域が一体となった「主体的・対話的で深い学び」を実践しています。更に一般社団法人全麺協主催「そば道段位認定会(初段・二段)」が本校を会場に開催され、生徒全員が段位認定を目指しています。

 令和2年度より内閣府地方創生推進室の事業として行われる「高校生の地域留学推進のための高校魅力化支援事業」(地域みらい留学365)の認定を受け、令和5年度は岐阜県、埼玉県から2名の留学生を迎え、幌加内町の豊かな自然環境の中で実践的で多様な学びを展開していきます。この取組は学校HPやSNSをとおして随時発信していきますので、是非ご覧ください。

 幌加内高校への進学者は遠くは道外(現在6名在籍)から、道内各地より入学いただいています。
その生徒たちの生活を支えるのが、遠隔者寮「渓雪寮」です。第二の我が家となる渓雪寮は季節ごとのイベントが開催され寮生同士の交流が活発です。また、規則正しい集団生活を通して、基本的な生活習慣を身に付けることができます。遠隔地からの進学または地域留学を希望する皆さんの生活をしっかりとサポートし、人間力を育みます。

 卒業後の進路は生徒一人一人に対応した細やかな進路指導による進路実現を果たしています。特に多様な教育活動によるグローカルな人材育成のもと、ドイツ等、海外でそば職人として活躍する卒業生も輩出しています。令和4年度卒業生の進路先一覧も是非、ご覧ください。

 最後に、幌加内高校教職員一同、地域の皆さまと連携・協働して全力で生徒一人一人の夢の実現に取り組んでまいります。